＜めっきの目的特性図＞
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| ★防蝕 ---------- |
さまざまな商品は程度の差こそあるものの、湿気・酸化雰囲気・硫化雰囲気・塩分等の「腐食環境下」で使用されているものです。
特に金属製品や金属部品にとって「錆」（さび）は大敵です。このように金属を「腐食」から守ることを、当社では「防蝕」と定義しています。また、「防蝕」の性質は、一般的に「耐食性」と呼ばれています。
この「防蝕」（＝耐食）のために色々な表面処理法が利用されていますが、最も経済的で効果が高いのが、「亜鉛めっき」に代表される「電気めっき法」なのです。 |
| ★装飾 ---------- |
商品価値を左右する要素に欠くことのできない「装飾外観」、いわゆる「美観」という見た目の要素があります。
特に「装飾的用途」に供される商品等においては、「美観」が生命そのものといえます。
装飾外観、すなわち「美観」は、「色調」「つや」「質感」といった装飾的要素が付加され、商品の価値を高めていくものです。
この装飾分野に広く活用されているのが、表面処理技術としての「電気めっき」です。一般的には「装飾クロームめっき」という総称で広く知られています。 |
| ★機能 ---------- |
たとえば、使用時に摺動・滑動などの動きを伴う機械部品や電気接点で必要とされる「耐摩耗性」や、それに伴う「硬度」「耐熱性」などの、めっきによる二次的機能それ自体を目的とした表面処理を、当社では総称して「機能めっき」と呼んでいます。
この「機能めっき」には、その他「機械的特性」「電気的特性」「光的特性」「熱的特性」「物理的特性」「化学的特性」などの機能を実現することが可能です。 |
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★★★★  （テフロン） |
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水をはじき、汚れのつかないめっき です。
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フッ素樹脂は水をはじき、滑りがよいことから、代表的な「はっ水加工」として、食品加工装置やフライパンの表面処理に利用されています。このようなフッ素樹脂の性質は、フッ素原子の小ささや、化合物の結合の強さに起因しています。
しかし、コーティングの一種であるフッ素樹脂加工は、膜の硬度が小さく、耐久性、耐熱性があまりよくありません。
このため食品加工装置のローラ―などのような産業機器では1年ごとに再加工するといわれています。そこで、はっ水皮膜にもっと強度や耐熱性を持たせることが求められていました。
このような弱点を解決したのがフッ素樹脂含浸ニッケルメッキです。
これは、フッ化樹脂やフッ化ピッチといったフッ素化合物と、ニッケルイオンが分散しためっき液を使用して、ニッケル皮膜の中にフッ素化合物を分散させためっきを基材につけたもので、傷が付きにくく熱や電気をよく通します。
また無電解ニッケルのため形状が複雑なところにも加工できます。さらに、表面は渋い光沢を持っており、上品に見える特徴をもっています。
この技術は当社では魚焼き網とスノーボードの部品の処理加工に採用され、商品として最近発売されました。
焼き網は高温にさらされるため従来のはっ水加工では耐えられなかったのですが、この加工によって高温にさらされても魚の身の脂肪分が網にこびりつかず簡単に手入れができるようになりました。また、スノーボードの部品も雪が付着してもとれやすくなりました。
少量でもサンプル付けをさせて頂きますので御社の製品の機能向上に御利用頂ければ幸いです。 |
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